ムジナモ (Aldrovanda vesiculosa)栽培への道 : 救仁郷さんのあやしげな世界 inserted by FC2 system


ムジナモ (  Aldrovanda vesiculosa  )

学  名: Aldrovanda vesiculosa
命 名 等: *****
和 名 等: ムジナモ
分  布: 日本:現在、自生していません。
      世界:アメリカ大陸を除く世界各地に点在。
栽 培 法: *****
栽培難度: ★★★☆☆
増 殖 法: 播種・株分け
特記事項: *****


 あやしいコラム
◇ 概要 ◇
 
一属一種の食虫植物。

浮遊性で根がなく、長さ10〜20cmで6〜8枚の輪生する捕虫葉を20〜30節もつ。

捕虫様式は2枚貝の様な捕虫葉で挟み採る、そうハエトリグサの水中版です。

オーストラリア産は真っ赤に色づく品種があります。
Aldrovanda vesiculosa
◇ ムジナモの花と牧野富太郎、そして・・・ ◇
 
欧州ではすでに知られていたムジナモを明治23年(1890)に東京府下小岩村(現江戸川区北小岩)で 発見したのは牧野富太郎です。

欧州ではほとんど咲くことの無いムジナモの花を観察し発表した事が、おそらく日本で最も有名な植物学者である牧野博士を世に出したきっかけでした。
それからわずか100年余り、日本におけるムジナモの自生地は次々と消え、最後の自生地となった埼玉県羽生市の宝蔵寺沼のムジナモ自生地は 昭和41年(1966)6月に国の天然記念物に指定されました。 
しかし、翌年の台風でほとんどが消失し、栽培下にあったものを放流して維持しています。 

Aldrovanda vesiculosa
◇ 宝蔵寺沼 ◇
 
日本にはもう本当の意味でのムジナモの自生地がありません。

野生絶滅です。

かろうじて栽培品が生き残り、後世へ伝えられています。
 
最後の自生地である埼玉県羽生市宝蔵寺沼ではムジナモ保存会の人たちが 一生懸命に復活させようとがんばっています。
 
その努力の結果、ふるさと切手シリーズで「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」が平成9年8月に発行されました。

基本的には日本のムジナモには品種的な違いは無いのですが採取された地点により、宝蔵寺沼系・館林系・巨椋池系などの系統が流通しています。

Aldrovanda vesiculosa
◇ 昔日の風景 ◇
 
奈良県のある堀に愛好家の方が、ムジナモを放流しています。

それが自然繁殖を繰り返し、今や素晴らしい状態になっています。


 
個人の成果なので場所は発表しませんが、見学の機会を持ったので写真を載せます。

きっと昔はこんなところがたくさんあったのでしょうね。

Aldrovanda vesiculosa
◇ 赤狢藻 ◇
 
オーストラリア産の一部には草体が赤く色づくタイプがあります。
通常の3倍難しいと脅されてましたが、全くその通りでした。
色づくメカニズムが全く理解できず、導入初年度のみは赤くなりましたが、その後は全く色づかず、消失してしまいました。  

Aldrovanda vesiculosa


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