U. bifida
(ミミカキグサ)
U. bifida (ミミカキグサ)

学  名Utricularia bifida
命 名 等*****
和 名 等ミミカキグサ /U. ビフィダ
分  布日本:本州以南 /アジア・アフリカ・インド・オーストラリア等
栽 培 法半陸生種
栽培難度★☆☆☆☆
増 殖 法播種・葉挿し・株別れ
特記事項*****

 ◆あやしいコラム

和名の由来

暖地系のウトリで日本では関東以西に分布します。
 8~10月にかけて黄色の花を咲かせ、花後に果実を付けますが、この果実が「耳掻き」に似た形状になることが和名の由来となっています。
 実際に耳の穴にいれると果実が外れ厄介なことになるので普通の人は止めて置きましょう。

栽培についてのetc.


 日本での栽培は通常一年草扱いですが暖地系であるので少しの保護や加温で通年栽培することも可能です。
 ピート主体の混合用土に植えて深めの腰水、かつ全日照栽培します。
 
 国内の北から南まで広く分布しているので、栽培品としてはさほど重要に扱われていません。
 その所為か改めて栽培情報を集めるてもこれといってネタが集まらないようです。
 
 ・空中湿度と気温を高くして日照も十分あたえると密に葉が茂り、良い状態になります。
 ・水没するような環境が好きなようで、専用に鉢を作らないとうまく育たない。
 ・関西のミミカキグサは花茎が赤黒っぽい色になるものがあるらしい。
 ・ビフィダも空中湿度を挙げるとホザキのように複数の花を咲かせます。
   
 国産ミミカキ類では種子の耐塩素性が最も強いようで、特に気を使わなくても無菌播種が可能でした。また寒天培地より液体培地の方が生育が良かったです。

白花(alba)への道?


 口唇が白くなる個体が時々見られるので、白花個体への道かと何度かその種子を栽培してみたが通常個体しか出ませんでした。
 結局ランダムに出現することから遺伝的な変異ではなく生理的なものの様です。
 黄花のウトリに白花はない。やっぱ確定事項か。

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